8か月の娘との朝散歩

年齢が50歳に近づこうとしている私だが、実は生後8か月の娘がいる。娘が20歳になる時に私はすでに60代後半。この事実が私の人生に対する考え方を大きく変化させている。

まず年齢的に娘が生まれたとき彼女の成人式を一緒に祝えるとは限らないと思った。今まで仕事優先で働きライバルに負けないことに終始してきたが、娘に何を残してあげられるかを考えた時、何か形になるものが欲しくなった。人事系の仕事をしているので本の執筆も考えたが、現実的ではないように思え、また簡易宿泊所を購入して親族経営を試みてはいるが、軌道に乗るまでには時間がかかる。そこでもっと簡単にしかも毎日最近娘と何か習慣化できないかと、樺澤紫苑氏推奨の朝散歩を始めることにした。そして散歩で思ったことを娘に話し、それを録音している。

これが娘の成長に役に立つものなのかはまだわからない。ただ、私が60後半まで生きていないか、もしくは何らかの病気や事故などで正体不明になってしまった時に、父親が何を考えていたのか、どれほどの愛情を持っていたのかを少なくとも理解をすることができるのではないかと思って開始した。この録音を娘が一人で聞くことなく、20年後も健康で、家族団欒の中で娘と直接話せていることを期待しながら、今日も朝散歩の録音を欠かさずに行っている。