2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

人生の意味

人生に意味を問うてはいけない。人生からの問いかけにどう答えるかが大切なのだ。- Viktor Frankl

自己欺瞞に陥りやすい反省の仕方

経過時間に対する仕事のLearning Curve(学習曲線)を健全に上げていくためにはSelf-Critical(自己批判による反省)が求められるとして、世界の最先端企業では企業文化の1つとして持ち込まれている。 しかし自己反省の仕方を十分に教えられずに育つ人は、…

嫉妬の生成過程 - Couples swapping phones

これは現代における踏み絵であって、不信感の生成過程が描かれている。人間関係の脆さがそこにはあり、色恋沙汰は惚れたもの負けという諦念やそれをも愉しむ余裕はもはやない。目の前の事象で判断することに慣れてしまった現代生活に一石投じる内容で面白い…

米国での定年後

子どもたちの声を聞きなら長年教師として勤めあげ、教師生活を終えた人はその後どのような人生を送るのだろうか。思い出に浸りすぎることはないのだろうか。その寂しさは克服できるのだろうか。 知人の結論は新たなコミュニティを持つことだった。定年後の教…

シェイクスピア 幸福であることへの助言

何事も期待せず、自らの人生を愛すること。確かに現代は何かを主張して獲得しようとすることに慣れてしまっているように思える。行動は反射と惰性で行われ、深い思考は後回しになっている。生かされるのではなく、自分の人生を生きないと。

ヨーロッパでの離婚

知人の日本人女性が留学先のヨーロッパで当地の人と結婚し、子どもをもうけた後に離婚することになった。離婚のきっかけは配偶者が10数年来の知人に再び恋に落ちたからであって、彼女との再会があるまではその前兆すらなく結婚の幕引きは突然訪れた。 ヨーロ…

ハーバード大学

新興勢力に押されがちと言われるアイビーリーグだが、ハーバード大学だけは厳然とその地位を保っていると言われている。それは現在の英仏の経済力がかつての輝きがないとしても発言力を失わないのに似て、米国史に名を刻む名士たちを輩出した影響力を失って…

シカゴへ

海外に行く機会を得て、まさにこれから飛行機に乗り込んで離陸しようとしている。Casual Meetingという名前の名称だが、もちろん食事をとりながらのそれは面接以外の何物でもない。相手との相性次第だが、事がすべてうまくいくことを期待している。

大叔父の葬式

亡くなった大叔父は何も活用されていない調整池を近隣住民の娯楽のために釣り堀に変える提案を続け、初めは頑なだった行政も徐々に拡大する住民の要望に折れて釣り堀にすることを認めていた。初めての要求書が提出されてから5年の月日を要していた。 お通夜…

希望を見た

ホテルのラウンジで2年ぶりに遭った彼女は変わることなく輝いていた。留学先の大学院を無事卒業し、現地の日系大手企業に勤めることになった彼女の未来は非常明るく、希望に満ち溢れているのを感じることができてほほ笑ましく思える。 頭脳の明晰さは遺伝で…

英ラジオ局 『Mellow Magic Ragio』

イギリス人の友人から聴きやすい曲を放送するラジオ局を教えてもらった。直接インターネットのサイトに行っても放送法の関係なのか日本では聴くことが出来ないが、ここからは聴くことができる。『Timeless Relaxing Classics』と銘打ったその局の名前は Mell…

通夜

通夜の荘厳な雰囲気は嫌いではない。故人を偲んで一緒に過ごした時間に思いを巡らせると、何故か良い記憶だけが蘇るから。そして普段考えることのない自分の死を想像して、謙虚な気持ちになれるから。

無言の帰宅

それは予想もしない終末だった。 病院の一室で見た顔はまるで眠っているようだったが、すでに精気は失われていた。こんな日が来るとわかっていたら色々と話したいことがあったが、その機会はもう永遠に失われてしまった。 後悔先に立たずというのは本当であ…