2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧

街の明るさは年齢を忘れさせる

都心と地方都市の最も大きな違いは夜の街の明るさだと思う。大都市に入る横浜から都心部に戻った時にもそれを感じたので、地方都市から初めて東京に移住した人は生活時間が伸びたように感じるかもしれない。 煌めく夜の街は人を恍惚とさせるので時間が過ぎる…

遠からず君はあらゆるものを忘れ、遠からずあらゆるものは君を忘れてしまうだろう

知人が湖の畔に別荘を買ったと聞いた時に私は随分羽振りがいいですねと言ったが、彼は「もう自分には残された時間がないから」と答えた。大企業で役員一歩手前であるが、役員にはなりたくないという。ライフワークに時間を費やしたいからということであった…

よい休息の取り方

よい休息というのは積極的に創造性を刺激することのようで、日頃論理性を多用して脳疲労がひどい場合は絵画を鑑賞したり旅行に出かけることで休日を過ごすとよいらしい。今日のような雨の日はかつて読んだ小説を再読するのも遠い記憶を愉しむことができるの…

マクベス

消えろ、消えろ、つかのまの蝋燭よ。人のいのちは歩き回る影法師、哀れな役者にすぎぬ。精一杯出番を勤めてそれが終われば、なにも残らぬ。

荒井由美「雨の街を」

秋の長雨は夏の火照りを鎮めてくれる もう余計なことは考えなくてよい 雨の街を

諦念

相手のリスクが高まる時期だったので連絡をするのためらったが、やはり時間というのは大きく状況を変えるもの。認識の違いもあるだろうが、自分は不変と思っても相手が変わる。これも運命だと考えて、すっぱりと諦めることにする。 ヨーロッパに行った知人の…

日記

いよいよ今年も残すところ3か月を切り、書店で日記コーナーが設けられる時期になった。外資系のベンチャー気質のある会社でドッグイヤーとも言える時間を過ごしているが、秋の到来を感じさせるこの季節にはいつもゆっくりと一人で旅に出たいと思うようにな…