2017-01-01から1年間の記事一覧

オリンピックに向けて

オリンピックにかける選手たちの思いを目の当たりにして、ヨットを買った。周囲には衝動的に何をと思われたかもしれないが、ここまで自分を衝き動かすのであれば後悔はしないと思った。エンジンをつけることもできるが、せっかくの静けさが失われると思い、…

人生の意味

人生に意味を問うてはいけない。人生からの問いかけにどう答えるかが大切なのだ。- Viktor Frankl

自己欺瞞に陥りやすい反省の仕方

経過時間に対する仕事のLearning Curve(学習曲線)を健全に上げていくためにはSelf-Critical(自己批判による反省)が求められるとして、世界の最先端企業では企業文化の1つとして持ち込まれている。 しかし自己反省の仕方を十分に教えられずに育つ人は、…

嫉妬の生成過程 - Couples swapping phones

これは現代における踏み絵であって、不信感の生成過程が描かれている。人間関係の脆さがそこにはあり、色恋沙汰は惚れたもの負けという諦念やそれをも愉しむ余裕はもはやない。目の前の事象で判断することに慣れてしまった現代生活に一石投じる内容で面白い…

米国での定年後

子どもたちの声を聞きなら長年教師として勤めあげ、教師生活を終えた人はその後どのような人生を送るのだろうか。思い出に浸りすぎることはないのだろうか。その寂しさは克服できるのだろうか。 知人の結論は新たなコミュニティを持つことだった。定年後の教…

シェイクスピア 幸福であることへの助言

何事も期待せず、自らの人生を愛すること。確かに現代は何かを主張して獲得しようとすることに慣れてしまっているように思える。行動は反射と惰性で行われ、深い思考は後回しになっている。生かされるのではなく、自分の人生を生きないと。

ヨーロッパでの離婚

知人の日本人女性が留学先のヨーロッパで当地の人と結婚し、子どもをもうけた後に離婚することになった。離婚のきっかけは配偶者が10数年来の知人に再び恋に落ちたからであって、彼女との再会があるまではその前兆すらなく結婚の幕引きは突然訪れた。 ヨーロ…

ハーバード大学

新興勢力に押されがちと言われるアイビーリーグだが、ハーバード大学だけは厳然とその地位を保っていると言われている。それは現在の英仏の経済力がかつての輝きがないとしても発言力を失わないのに似て、米国史に名を刻む名士たちを輩出した影響力を失って…

シカゴへ

海外に行く機会を得て、まさにこれから飛行機に乗り込んで離陸しようとしている。Casual Meetingという名前の名称だが、もちろん食事をとりながらのそれは面接以外の何物でもない。相手との相性次第だが、事がすべてうまくいくことを期待している。

大叔父の葬式

亡くなった大叔父は何も活用されていない調整池を近隣住民の娯楽のために釣り堀に変える提案を続け、初めは頑なだった行政も徐々に拡大する住民の要望に折れて釣り堀にすることを認めていた。初めての要求書が提出されてから5年の月日を要していた。 お通夜…

希望を見た

ホテルのラウンジで2年ぶりに遭った彼女は変わることなく輝いていた。留学先の大学院を無事卒業し、現地の日系大手企業に勤めることになった彼女の未来は非常明るく、希望に満ち溢れているのを感じることができてほほ笑ましく思える。 頭脳の明晰さは遺伝で…

英ラジオ局 『Mellow Magic Ragio』

イギリス人の友人から聴きやすい曲を放送するラジオ局を教えてもらった。直接インターネットのサイトに行っても放送法の関係なのか日本では聴くことが出来ないが、ここからは聴くことができる。『Timeless Relaxing Classics』と銘打ったその局の名前は Mell…

通夜

通夜の荘厳な雰囲気は嫌いではない。故人を偲んで一緒に過ごした時間に思いを巡らせると、何故か良い記憶だけが蘇るから。そして普段考えることのない自分の死を想像して、謙虚な気持ちになれるから。

無言の帰宅

それは予想もしない終末だった。 病院の一室で見た顔はまるで眠っているようだったが、すでに精気は失われていた。こんな日が来るとわかっていたら色々と話したいことがあったが、その機会はもう永遠に失われてしまった。 後悔先に立たずというのは本当であ…

街の明るさは年齢を忘れさせる

都心と地方都市の最も大きな違いは夜の街の明るさだと思う。大都市に入る横浜から都心部に戻った時にもそれを感じたので、地方都市から初めて東京に移住した人は生活時間が伸びたように感じるかもしれない。 煌めく夜の街は人を恍惚とさせるので時間が過ぎる…

遠からず君はあらゆるものを忘れ、遠からずあらゆるものは君を忘れてしまうだろう

知人が湖の畔に別荘を買ったと聞いた時に私は随分羽振りがいいですねと言ったが、彼は「もう自分には残された時間がないから」と答えた。大企業で役員一歩手前であるが、役員にはなりたくないという。ライフワークに時間を費やしたいからということであった…

よい休息の取り方

よい休息というのは積極的に創造性を刺激することのようで、日頃論理性を多用して脳疲労がひどい場合は絵画を鑑賞したり旅行に出かけることで休日を過ごすとよいらしい。今日のような雨の日はかつて読んだ小説を再読するのも遠い記憶を愉しむことができるの…

マクベス

消えろ、消えろ、つかのまの蝋燭よ。人のいのちは歩き回る影法師、哀れな役者にすぎぬ。精一杯出番を勤めてそれが終われば、なにも残らぬ。

荒井由美「雨の街を」

秋の長雨は夏の火照りを鎮めてくれる もう余計なことは考えなくてよい 雨の街を

諦念

相手のリスクが高まる時期だったので連絡をするのためらったが、やはり時間というのは大きく状況を変えるもの。認識の違いもあるだろうが、自分は不変と思っても相手が変わる。これも運命だと考えて、すっぱりと諦めることにする。 ヨーロッパに行った知人の…

日記

いよいよ今年も残すところ3か月を切り、書店で日記コーナーが設けられる時期になった。外資系のベンチャー気質のある会社でドッグイヤーとも言える時間を過ごしているが、秋の到来を感じさせるこの季節にはいつもゆっくりと一人で旅に出たいと思うようにな…

海が見たい

視界を遮るものが何もない浜辺に行って、半日ぼーっとしたい。いま望むのはそれだけ。No more argument, No more discussion.

With lots of thanks

今日はありがとう自分の能力を超えた仕事に没頭して、自分を見失って疲れ果てていただけに、元気になりました我々は本質的に何か共通したものがあって、一緒に何かをすれば共鳴しあえるかもしれないと改めて感じましたこのブログをあなたが見ていることは昔…

ブログの終わり

こちらのブログを見ていますという人が現われたため、匿名性を確保できないことからこのブログを終了することにした。架空の世界を書けなくなれば、ここで思考錯誤できなくなる。それでは面白も半分なので、別のところに書くことにした。残念だが、仕方がな…

結論

時間を戻すことはできないので、いまこの時にある選択肢に対して慎重にならざるを得ない。いまこの人と結婚して良いのだろうか。ずっと考えているが結論は出ないままでいる。 あの日にかえりたい~卒業写真~中央フリーウェイ

転居

慣れ親しんだ場所からある街に転居した。坂道をうまく利用した都市設計で成功をおさめたこの街には丘の一番高いところに駅があり、そこから見下ろすことのできる地域一帯に綺麗に区画された分譲住宅が続いている。建物に高さ制限があるために空が高く見え、…

転職後の状況を訊かれて

外資系企業は従業員数を極少にするため給料が高い一方で、割り当てられた役割責任を全うできない場合は退職勧奨を受けるリスクがある。最近では外資系企業も多くなっているため入社の垣根も低くなっているようであるが、入社を決意する前に以下二点には十分…

人間臨終図巻

山田風太郎の代表作のひとつである「人間臨終図巻」を読んだ。既に過去の人となった偉人や有名人たちが享年毎に編集されていて、自分と同じ年齢でこの世を去った人たちの顔ぶれを真っ先に見た。 偉人図鑑でもあるので当然のことだが、私の年齢で彼らはすでに…

趣味を見つけて

元老院の追っ手に恐れをなした暴君ネロが腹心たちが自死を進言された時、家来に「先に死んで手本を見せてくれ」と言ったのは有名な話である。いつの世にも引き際があり、その時機を逸すると恥の上塗りとなる。わたしの幕引きはあっけないものであった。死力…

短文エッセイ グループを作成

短文エッセイ日々の忙しさに流されないように、自分の立つ位置を座標軸として把握できるように短い文章で書き綴ります。要約する力と文章力、伝える力を磨きたい方は一緒にどうぞ。