やはりか、Booking.com

怪しい気配のあったBooking.comに関する記事が目に飛び込んできた。やはり怪しいのか…。

 

以下引用

旅行予約サイトBooking.comが「消費者をあおるような巧妙な手口をやめる」ことをEUと約束

 

大手旅行予約サイトのBooking.comが、予約期限や割引の虚偽表示などこれまでサイト上で行ってきた「消費者をあおるような巧妙な手口」をやめることで、欧州委員会と合意したと報じられています。
Booking.com agrees to EU demands to change travel offers - Reuters
https://www.reuters.com/article/us-booking-hldg-eu/booking-com-agrees-to-change-way-it-presents-travel-offers-eu-idUSKBN1YO18C
Booking.com agrees to change way it presents travel offers - EU | Nasdaq
https://www.nasdaq.com/articles/booking.com-agrees-to-change-way-it-presents-travel-offers-eu-2019-12-20
Booking.comはこれまでにも「ユーザーを誘導するようなトリックを使っている」と批判を受けていました。
宿泊予約サイト「Booking.com」はユーザーを操っているとする指摘 - GIGAZINE


欧州委員会の執行部とオランダ消費者市場庁は2018年にBooking,comと協議を行い、これまでのBooking.comの慣行をEUの消費者法に沿ったものにするように迫りました。
Booking.comが問題視されたのは、「予約できるのは残り1部屋です!」というメッセージを表示する手法です。このメッセージを見たユーザーは「これを逃すと予約できない!」と焦ってしまいますが、複数の旅行予約サイトと契約しているホテルでは、Booking.comに確保されている枠は空いていなくても、直接予約や他の予約サイトの利用では予約できたりすることもあります。欧州委員会は、メッセージに「Booking.comのオファーに限れば」というただし書きを併記するよう要求しました。
また、最終的に支払うべき合計価格を明確に正しく表示し、宿泊施設がホテルなのか、それとも民泊なのかをわかりやすく提示するべきだと欧州委員会は指摘。Booking.comは2020年6月16日までに慣行を是正すると欧州委員会に報告しました。
Booking.comに限らず、多くの旅行予約サイトでは消費者を焦らせて契約をあおる手法が採用されており、かねてより問題視されています。例えば、2019年10月には、旅行予約サイトのOne Travelで表示される「あなた以外に○○人がこのページを見ています」というメッセージが、単なるランダム生成で作られた虚偽の表示であることが判明しました。
旅行予約サイトの「今あなた以外に○○人が見ています」はウソだったことが判明 - GIGAZINE


Booking.comは声明で「Booking.comは、最終的に消費者のための公平な競争の場と一貫した基準を作るために、業界のすべての人に明確な法律と基準が適用されることを信じています」と述べています。
また、欧州委員会司法・消費者総局のDidier Reynders氏は、「市場を引っ張る存在として、Booking.comのような企業がこの分野で責任を果たすことが不可欠です」と語り、「欧州委員会と各国の消費者当局は消費者に対する公正な扱いを保証するため、すべての旅行予約サイトを監視し続けます」と宣言しました。
 
12/23 13:00

GIGAZINE
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