オリンピックに向けて

オリンピックにかける選手たちの思いを目の当たりにして、ヨットを買った。周囲には衝動的に何をと思われたかもしれないが、ここまで自分を衝き動かすのであれば後悔はしないと思った。

エンジンをつけることもできるが、せっかくの静けさが失われると思い、つけていない。風を待ってうまく捉え、前方が浮くほどに風を切って推進力を得た時の開放感は都心では得られない快感である。

ヨットを趣味とする人との交流も楽しい。自然を相手にするスポーツは相手次第ということもないので自らの技術や精神状態に目が向かざるをえない。そのためか、物静かで魅力のある人が多い気がする。

真冬の江ノ島周辺はサーファーも少ない。知人がコーチを務める東京オリンピックまであと945日。みなで感動を共有したい。