読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

うどん部長との仕事

 新聞にも関係資料が掲載された大規模プロジェクトに関わることになり、徹夜と休日出勤の日々が3週間続いた。立場は応援要員だが、統括責任者からは私の名代だと思ってくれと言われて気合を入れて現地入りしたものの、早速現地スタッフの専門性の低さと経験不足に大きな不安を抱いた。

 「いま、ここ」で判断が求められる局面でも上司におうかがいを立てようとするある部署の責任者からは、熱湯でも冷水でもない人肌でこしらえた伸びたウドンのようなものが思い出され、終始その私よりも随分年上であろう部長職に就く彼に対しては指導的な口調で話さざるを得なかった。

 企画が実行に移される初期段階までとの約束を果たしてようやく帰京したが、疲労は体の芯にまで至り、土日はずっと横になっていた。もう二度とあそこにはいかないと誓った。