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この仕事に向いていない

    自分はこの仕事に向いていないかもしれませんという相談を時々受けるが、「これが自分の信じる道」と思える人がどのくらいいるのだろうか。

 

    現代では人生は自由で無限の可能性があるとも思えるが、星の数ほどの選択肢から選択する重圧も一緒に付きまとっている。ひとつを選べば、さらに良い選択肢を捨てている可能性は決して否定できないからだ。実際にはそうした不安と不満を抱えながら、多くの人は人生を終えていくのだと思う。

 

    迷いが捨てられない状況では、次の人にバトンを渡すイメージに意識を向けることが重要だと思う。自分が選択したこの仕事にも次の世代に同じような走者がいるはずで、自分が走者である間は状況が少しでもよくなるように務めることに責任がある。向いているかどうかなど、やり切って見ないことにはわからない。

 

    冒頭の相談にはそう応えるようにしている。世界観を狭く持ってはいけない。